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ベースコード表を使ってオリジナルフレーズ作成を体験

ベースコード表を使ってオリジナルフレーズ作成を体験
きお
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このような疑問にお答えします!

  • ベースのコード表を知りたい
  • オリジナルフレーズを作れるようになりたい
きお
きお
  • 「弾いてみた・歌ってみた」作成者
  • 音楽経験は15年以上(主にベース)
  • 音楽ブログの運営も3年目に
  • 現在は社会人バンドでGt.Vo.を楽しんでいます

ベースのコード表を探している方は、「和音を使った弾き語りがしたい」「オリジナルフレーズ作成のためにコード構成音を視覚化したい」など、目的は様々だと思います。

また、「コード譜を見てもベースで何を弾けば良いか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。

コード譜が提供されている弾き語りサイトが多数あり、大好きな曲をベースで弾きたいのに分からないのは残念ですよね。

この記事では、和音演奏用にベースコード表を、オリジナルフレーズ作成用に度数表を提供し、コード譜を見た際にどのように演奏すれば良いか、簡単なオリジナルフレーズ作成体験をご紹介しています。

お気に入り曲のコード譜を見ながら、ベース弾き語りやオリジナルフレーズの作成ができるようになり、自信をつけていただければ嬉しいです!

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ベーシストの基本はルート弾き

まず、ベースコード表の具体的な使い方をお話しする前に、「コード譜を見てもベースで何を弾けば良いか分からない」という方に基本をご紹介します。

見出しにもある通り、「ベーシストの基本はルート弾きであり、コードのルート音を弾けば間違いない」というのが答えです。

コードやルートとは?

簡単に表現すると、異なる高さの音が積み重なった塊のことをコードと言います。
Cコード=ドミソ、Dコード=レファラのように。

そして、積み重ねる土台となる音のことをルート音と言います。
Cコードであれば、ドのことです。

コードは〇m7、◇sus4のように色々表現されていますが、〇m7コードとは、「〇というルート音を土台に、m7というルールで音を積み重ねた塊」という意味です。

ルート音は土台と表現されるだけあり、コードを構成している音の中でとても安定しています。

ベーシストの役割とコード譜への対応

諸君はバンドのアンサンブルにおけるベースの役割というものを把握しているだろうか?バンド・サウンドを支える、グルーヴを出す、サウンドの方向性を示しつつバンドを牽引する・・・・・・などなど、非常に重要な位置にいるのだが、なんといっても基本は、バンドのサウンドを支え、安定させることにある。

新・ベーシストのための全知識 新装版/山口タケシ

上述のように、ベーシストの役割はバンドサウンドを支えて安定させることです。

そのため、どのようなコードが出てきても、バンドに安定を提供するために、土台となるルート音を演奏すれば間違いないです。

G△7→D7→Em7→C△7というコード進行であれば、ソ→レ→ミ→ドですね。

ベースコード表 ・度数表

ベースコード表
ベース度数表

ここからは本題のベースコード表と度数表のご紹介です。

ベースコード表は和音で演奏する時の形を、度数表は各コードの構成音と度数を示しています。

4弦と3弦をルートにした、2パターン作成しております。
U-FRETなどの弾き語りサイトを参考に、よく見るコードを抜粋しました。
全てのコードはカバーできていませんが、大体の曲はカバーできるようになっています。

ベースコード表、度数表の使い方

指板表

ベースコード表も度数表も共通して下記手順で活用ください。

  1. 「指板表」で対象コードのルート音を探す(例:Gmであれば4弦3フレットのG)
  2. コード表もしくは度数表から同じ種類のコードを探す(例:Gmであれば〇m)
  3. R(ルート)を対象コードのルート音に当てはめ、同じ形で演奏する

ルート音が4弦と3弦の場合で分けて作成しているので、弾きやすい方で活用ください。

ちなみに、指板表の13フレット以降を記載しておりませんが、ベースは0~11フレットと12フレット以上は同じ配置になっているので、スライドさせてお考えください。

和音演奏用にコード表の使い方

こちらは、「和音を使った弾き語りがしたい」という方向けのお話です。
「ベースはルートが基本」とお話ししましたが、和音でも良い響きが得られます。

キリン 淡麗グリーンラベルのCMで、SEKAI NO OWARI Fukaseさんが演奏されていたベース弾き語りが有名ですよね。

  • ハイポジションで演奏する
  • 音が多くてモコモコした場合は⑤を抜いてみる

この2つを意識いただくと、素敵な音色に近づくと思いますので、和音演奏でベース弾き語りにチャレンジしてみてください!

オリジナルフレーズ作成用に度数表の使い方

こちらは、「コード譜を見ながらルート音以外も取り入れ、オリジナルフレーズを作りたい」という方向けのお話です。

度数表の「度数」とは? コードのルールは度数で表現

まず、度数を簡単に表現すると、「基準となる音から伝えたい音がどれだけ離れているか」を表す数字です。

例えば、「ドレミファソラシド」で「ド」を基準に考えると、レ=2度、ミ=3度・・・と表現されます。

そして、コードとは「あるルールで音を積み重ねたもの」とご紹介しましたが、そのルールは度数で決められています。

例えば、メジャーコードは1、3、5度の塊であり、Cメジャーコードであればドミソになります。

度数でコード作成のルールが示されているので、度数表のように全てのコードを形で理解することができます。(形で覚えることには賛否両論あります)

オリジナルフレーズはコード構成音を演奏すればOK

ルート音以外も取り入れてオリジナルフレーズを作成する場合、コード構成音を弾けばバッチリはまります。

ピアノやギターも共通言語としてコードを参考に演奏しています。
例えば、Cコードに対しては全員がドミソを基準にしています。
そのため、コードの構成音を弾けば、他の楽器と同じ塊の音を弾くことができ、相性の良い演奏となります。

ただ、コードに対してどのように演奏するか問題は、構成音の中から何を弾くか、どのようなリズムで弾くか、別のコードと解釈して全く違う音を弾く・・・など、プレイヤーのレベルが問われる難しい話題です。

簡単なコード進行で練習

最後に、オリジナルフレーズを作成する簡単な演奏体験です。
下図では度数表を参考に、コード進行に合わせて各コードの構成音を並べています。
曲に合わせて印が付いている音を自由に弾いてみてください。

短いですが、「君はロックを聴かない/あいみょん」のサビ頭から4小節のコード進行です。

君はロックを聴かない

いかかですか?どの音を弾いても曲に合いませんか?

各コードの構成音を把握し、弾く音やリズムの組み合わせを変化させれば、簡単にオリジナルのフレーズを弾くことができます!

ぜひ、弾き語りサイトのコードを参考に、お気に入り曲で試してみてください。
指板表と度数表があれば、全ての曲をオリジナルフレーズで演奏できるようになっているはずです!

参考図書

新・ベーシストのための全知識 新装版は解説にTAB譜が無いスパルタ仕様ですが、ベースの各部位の名称から始まり、音楽理論や音作り、レコーディング知識まで幅広く学ぶことができます。

※Amazonの本読み放題サービスであるKindle unlimitedに登録すれば無料で読むことができます。初回登録30日間は無料です。

まとめ

「ベースコード表の提供」から、コードと度数の基本、最終的にはオリジナルフレーズ作成までご紹介しました。
コード譜を見ながらの演奏に自信を持っていただくことはできましたでしょうか?

今回も書籍を参考に、私の解釈でポイントをかみ砕いてご紹介させていただきました。
少しでもスキルアップのお役に立てていれば嬉しいです。

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ABOUT ME
きお
30代の営業系会社員/趣味は音楽・読書・ゲーム・デジモノいじり/中学生の時にギターとベースを始めました/軽音楽部では「ベース」をメインにバンド活動/Crews Maniac Soundユーザー/音楽情報やベースに関する情報を発信します!
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