耳コピに役立つアプリを紹介(Apple Musicも対応)
- 耳コピに役立つアプリが知りたい
- 「Apple Music」や「Spotify」などのサブスク音源で耳コピする
- 「弾いてみた・歌ってみた」作成者
- 音楽経験は15年以上(主にベース)
- 音楽ブログの運営も3年目に
- 現在は社会人バンドでGt.Vo.を楽しんでいます
通常速度での耳コピって難しいですよね。
本記事では、「スロー再生が可能で巻き戻しが簡単」な耳コピに役立つ音楽再生アプリを紹介します。
サブスクリプションでよくある、DRM音源が再生可能なアプリも含まれています。
耳コピが上手くいかず、バンドや個人練習、発売曲をすぐにコピーして動画投稿したいなどでお悩みの方のお役に立れば嬉しいです。
※21年9月4日に「poly player」を追加
耳コピに役立つアプリ
耳コピに役立つアプリに必要な機能として、「スロー再生が可能」「巻き戻しが簡単」であることが重要と考えています。
上記を踏まえ、下記観点でアプリをご紹介します。
- 料金
- 対応OS
- DRM音源の再生可否
- 再生速度の変更可能範囲
- 巻き戻し方法
- EQ(イコライザー)有無
DRM(Digital Rights Management)とは「デジタル著作権管理」のことで、コピーや再利用を難しくして海賊版が出回るのを防ぐためのシステムです。
具体的には、「Apple Music」や「Spotify」などのサブスクリプション音源は対象であることが多く、専用アプリ以外で再生することが困難です。
iTunesなどで曲を個別購入した場合は大丈夫ですが、サブスクリプション音源の再生速度変更を検討している方は注意が必要です。(ネットにはDRMの解除方法が出回っていますが自己責任です。)
また、巻き戻し方法は下記のように表現しています。
・マーカー戻り
→任意の場所に設定したマーカー部分にワンタップで巻き戻す機能。
サビ頭、難解なフレーズの頭など、複数回聞く必要がある場所に戻りやすいので便利。
・秒数固定戻り
→ワンタップで固定秒数巻き戻す機能。
秒数を変更出来るアプリもある。
最後にEQ(イコライザー)は、特定の周波数帯域の音を増大または減少させる機能で、ベースなどの特定音が聞き取りにくい曲の場合に便利です。
「poly player」
- 料金:無料/有料(320円)
- 対応OS:iOS
- DRM音源の再生可否:○
- 速度変更範囲:10%〜400%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り×/秒数固定戻り×
- EQ有無:◯(購入音源のみ対応)
無料でDRM音源が再生可能なアプリです。
サブスクリプション音源で再生速度を変更したい場合は「poly player」がおすすめです。
巻き戻し方法のバリエーションが少ないですが、Apple Musicにデザインも似ていて使いやすいです。
また、購入した音源であれば、キーの変更、EQ、ボーカルキャンセルなどの機能も利用できます。
「Audipo」
- 料金:無料/有料(200円/月、600円/年)
- 対応OS:iOS/Android
- DRM音源の再生可否:無料×/有料○
- 速度変更範囲:50%〜200%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り○/秒数固定戻り○(0.5〜30秒で設定可能)
- EQ有無:無料×/有料○
有料ですが、DRM音源が再生可能なアプリです。
「poly player」よりも巻き戻し方法のバリエーションが多いので、耳コピで同じ箇所を何度も聞き直すなら「Audipo」も検討の余地ありです。
「Rec’n’Share」
- 料金:無料
- 対応OS:iOS/Android
- DRM音源の再生可否:×
- 速度変更範囲:50%〜300%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り○/秒数固定戻り○(2秒)
- EQ有無:×
シンプルな操作画面でとても使いやすいアプリです。
対応するYAMAHA製品と接続すると、演奏の録音・演奏風景の録画が可能です。
「Chord Tracker」
- 料金:無料
- 対応OS:iOS/Android
- DRM音源の再生可否:×
- 速度変更範囲:50%〜150%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り×/秒数固定戻り×
(任意の小節をタップすると巻き戻し可能) - EQ有無:×
曲のコード進行を自動解析・表示してくれる優秀なアプリです。
コード進行からフレーズを解析出来る方は便利だと思います。
「ハヤえもん」
- 料金:無料
- 対応OS:iOS/Android
- DRM音源の再生可否:×
- 速度変更範囲:10%〜400%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り○/秒数固定戻り○(1~10秒)
- EQ有無:○
開発者の方のブログやコメント欄での対応が好印象なアプリです。
EQ設定(エフェクト)で「ベースの耳コピ」「サイドギターの耳コピ」が用意されており、機能も優秀です。
「AnyTune」
- 料金:無料/有料(基本パック250円、Proパック610円買い切り)
- 対応OS:iOS
- DRM音源の再生可否:×
- 速度変更範囲:30%〜250%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り○/秒数固定戻り○
(無料は5秒/有料は秒数変更可能) - EQ有無:○
評価コメントで「音質の良さ」に関する記載が多いアプリです。
加減が難しいですが、「ReFrame」で特定パートだけを抜き出して聞くことも可能です。
「mimiCopy」
- 料金:有料(600円/買い切り)
- 対応OS:iOS
- DRM音源の再生可否:×
- 速度変更範囲:50%〜200%
- 巻き戻し方法:マーカー戻り○/秒数固定戻り○(0.5~50秒)
- EQ有無:○
名前の通り耳コピに必要な機能が備わったアプリです。
有料なので、他のアプリで満足出来なかった場合の選択肢として紹介します。
耳コピのために音楽理論学習をオススメ
音楽理論を学習すれば耳コピが楽になります。
理由は、音選びには最低限のルールが存在するので、勉強すれば使っている音を予想できるようになるためです。
キーとダイアトニックコードだけでも学習をオススメします!
実は、上記の本を含めた音楽理論の本は、Kindle Unlimited(Kindleの本読み放題サービス)に登録すれば無料期間で読むことが可能です。
耳コピで悩んでいる場合、音楽理論の勉強はとてもオススメなので要チェックです!
まとめ
耳コピに役立つアプリを紹介しました。
全て個性が違うので、感性に合うものを試してみて下さい。
耳コピが上手くいかず、バンドや個人練習、発売曲をすぐにコピーして動画投稿したいなどでお悩みの方のお役に立れば嬉しいです。